マッチングサービスが会社に損害を与える可能性

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マッチングで反社会勢力から個人・会社を守る方法

セキュリティについて書こうと思いましたが、会社レベルのセキュリティは導入されていても、個人レベルのセキュリティ意識につけ込んだ手口が増加していますので書いておこうと思います。
さて、最近ではマッチングアプリがまた増えてきました。

2000年前後、形式は違ったとはいえ携帯電話を使ったサービスが始まった際にも隆盛を誇っていたマッチングサービスが、スマートフォンの爆発的普及によって再び話題となっています。

マッチングで「運び屋」に?

個人同士の出会いを助けるサービスではあるのですが、これを利用した問題が報告されはじめています。
個人間の金銭トラブル、あるいは倫理的問題は個人の問題で済むのですが、ここに来て「無自覚の運び屋」として利用されるケースが少なからず発生しています。

トラブルに巻き込まれるパターン

具体的な手法としては以下となります。

  1. マッチングサービスで日本語の話せる外国人として登録する。
  2. 出会った人間と親しくなる。
  3. 海外等の地域から荷物を受け取って欲しいと相談される。
  4. 受け取った荷物が違法な物である自覚がないまま保管、あるいは別の場所へ届ける事になる。

大きく分けるとこの流れとなります。
マッチングサービスですから、やはりロマンチックな雰囲気を演出し、仲良くなってから断りづらい状況を作ってしまいます。
これは男性でも女性でも関係なく、男性は英語関係を話せる女性、女性は韓国系あるいは英語関係を話せる男性を装ったパターンが多いようです。
両性とも、何故か軍属を装う手口が多く見受けられます。

現在の日本における人気を分析した上手いやり方、という言い方も出来ますが、こういった手口は昔から変わらぬ反社の手口です。
彼らとしても違法なものの流通経路には苦労しており、目をつけられにくい無自覚の協力者を作る事に必死になっているようです。

会社も社員に周知徹底しよう

個人の問題、と思っている方も多いようですが、反社との関わりは1社員であっても会社間の契約によって禁止されることが現代の常識です。

弊社の契約書にも当然反社(暴力団含む)との関わりを排除する旨を明記する項目があります。
会社を構成する人物が反社でないことは勿論、それを利用しない、関わらない、また反社を利用して業務を妨害しない等が含まれ、それに違反した場合は通知や勧告無く即契約解除、賠償となります。

それによって会社全体への迷惑となってしまいます、マッチングサービスに限らず現在は様々なサービスがありますが、皆さま気をつけるようにしましょう。

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