会社のホームページを作るか悩んでいる経営者や役員は少なくありません。
実際どこで踏みとどまっているのか、作る上で何に気をつければいいのかなど、初めて会社のホームページを作るときの基礎情報を解説していきます。
自社ホームページのメリット・デメリットを理解し、IT活用を行っていきましょう。
自社ホームページのメリット・デメリット
まず、メリットだけではなく、ほとんどの業者が触れないデメリットも含めて確認していきましょう。
自社ホームページのメリット
ホームページを作ることによって、得られるメリットと活用すると得られるメリットは大きく分かれてきます。
それぞれ分類別に紹介いたします。
持つだけで得られるメリット
- 社会的信用の向上
- 24時間の営業機会
- 電子公告などの経費削減
- 会社説明の時間削減
- 問題発生時の説明機会が出来る
持続的・恒常的なメリットは、基本的な削減が中心です。
会社説明などにさく人件費も、1回あたりの商談で1分削減されたとして年間500社への営業に行けば約8時間の時間削減となります。
1日分の人件費が削減出来、他に出来る作業も少しずつ増えるので、お客様との信頼構築などに充てられます。
また、ネット嘘が広められてしまったときなど緊急時に説明機会をすぐさま設けられる点は重要なメリットです。
社会的信用を取り戻すチャンスであると同時に、万が一のときに電話対応や記者会見を開くなどの手間が大きく削減されます。
ホームページだけでなく、TwitterやFacebookなどのWEBメディアにも類似効果があります。
しかし、簡易である以上偽物の可能性なども顧客に印象として残る可能性も。
「本物」であることを証明しやすいホームページは重要だと考えておきましょう。
積極的に運用して得られるメリット
- 販売に繋がる
- 新規顧客獲得
- リピーター獲得
弊社のお客様のほとんどが期待されるのは「販売につながる」点です。
こちらは、ホームページを作成するだけでなく運用することによって得られるメリットです。
自社ホームページのデメリット
多くの制作会社が避ける内容ですが、弊社の立場として事実を認識した上でご契約いただくために記載します。
- 更新頻度が低いと信用低下に繋がる
- セキュリティの問題で損害賠償の可能性がある
- 維持コストがかかる
- 考えることが増える
SSLなどの対応がされていないと、個人情報流出や信用を失う可能性もあります。
詳しくはこちらで解説してあります。
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コスト
内容 | コスト |
---|---|
サーバー代 | 5000円~/月 |
ドメイン代 | 3000円~/年 |
管理者 | 15時間~/月 |
素人が最低限まともなホームページを維持すると考えると、年間10万程度のコストは必要です。
もちろん無料のホームページサービスなどもあるため、金額的なコストをナシにすることもできます。
しかし管理コストなどを考えると、自社ホームページのほうが最終的なコストが安くつくケースも少なくありません。
無料のホームページ自作を行った場合は、素人感が出るなどのデザイン面での不安も残ります。
今後制作業務などを社内で抱える場合は良いですが、そうでなければタダより高いものは無いと考えて差し支えないでしょう。
考えることが増える
今このページを読んでいる行為もそうですが、考えることや調べることが増えます。
作ったのであれば活用したい、など考え始めるとホームページの制作管理知識の他に、マーケティング知識も必要となってきます。
ホームページ作成のHTMLやPHPから、WEB広告やSEOなど覚えることは山程あります。
弊社などのホームページ制作と広告代理店を行っている会社を活用するのは、このような営業活動に直接関わらない知識を外部に任せ、無駄を無くす事にほかなりません。
ホームページが無いことのデメリットが大きい
作るのことのメリット・デメリットを説明しましたが、作らないことのデメリットが大きいと忘れてはなりません。
- 今時ホームページが無い会社は怪しい
- ITへの関心がなく漬け込みやすい印象となる
- 時代淘汰の対象となる
- 競合他社に負けるキッカケ
- 新卒・新入社員が見込みづらい
- 機会損失が多い
執筆時最新の令和元年の統計によると、ホームページを開設していない会社は8.4%で、日本社会全体の少数派となりました。
1割以下に含まれる企業は社会活動から外れている印象となり、怪しいと考えられてしまいます。
統計根拠:政府統計総合窓口
古い企業ほどホームページがある
「ウチは営業しかしてないし古いから」と頑なに作らない会社もあります。
競合他社でホームページが無い企業は5年前、1年前、今年、と年々減ってはいないでしょうか?
AIやテレワークなどを含みITの時代となっており、初歩であるホームページすらない会社は情報社会に取り残されてしまいます。
当然ですが、取り残された企業はウソや詐欺に引っかかりやすいので、騙されてしまう可能性が高くなります。
ホームページひとつで抑止力が高くなると思えば安い買い物ではないでしょうか。
新入社員が応募を躊躇する
ホームページが無いと、他社と取り残されることだけでなく、求人を出したときに応募を躊躇する原因です。
自身が求職者となった場合で考えてみると、同条件でホームページで内情がオープンになっている会社とそうでない会社であれば、前社を間違いなく選択します。
内部情報の発信をしていなくとも、会社ホームページが偽物でないと登記に登録したり、名刺に入れておけば本物だと認識されます。
求職者が不安になるポイントは一つでも減らしておき、求人の応募率を下げないようにしましょう。
中小企業はホームページを必ず作りましょう
スタートアップ企業に限らず、現在ホームページは顧客との大きな接点です。
この接点を意識して作る・作らないではライバル企業とおの大きな差になってきます。
ライバル企業のホームページが古い雰囲気だったり、無い場合は大きなチャンスです。
自社のアピールポイントを増やして、売上アップを目指しましょう。